第二回星雲賞受賞作品。
星雲賞二つ目、ということで小松左京は初読み。
近未来の大学で、研究者のチャールズに対して”一週間以内に殺す”という殺害予告が行われる。
予告の方法が特殊で、研究仲間のヴィジフォンで同時に行われる。
が、着信履歴が残っていなかったため誰がどこからかけてきたか不明であった。
主人公達はチャールズを警護することにするが、その甲斐も無く、目の前で感電死してしまう。
一体誰がなんのために・・・犯人はどうやって殺害したのか・・・。
SFというよりミステリーに近いんですが、犯人の設定がSF。
しかし、物語としておもしろいところはまったく無し。
舞台設定とか必然性が無いし、思い出に残るような登場人物もいない。
唯一特徴的な孤児のジャポゴも後半スルーという・・・これには驚いた。
未開地の文明の伝承に詳しい人は楽しめるかもしれないけど、大半のそうじゃない人に対して
その辺を序盤に語っておいたり、設定にとりあげておけばいいのに。
謎が判明してから語られてもね・・・。
期待した分あまり面白く無かったです。第三回に期待。
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