"未来を予測する最良の方法は、それを発明してしまうことだ"
ウィンドウズの元ネタであるマックの元ネタを構想したことで有名なアラン・ケイの
論文を三つを翻訳しまとめたのが本書。
30年以上前に現在のパソコンの原型といえるアイデアを思いついていたとは恐れ入る。
コンピューターを単なる道具ではなく"メディア"として捕らえているのも目から鱗。
Webや最近だとツイッターが新しいメディアなんて言われているが
私たちはすでにコンピューターという新しいメディアを何年も前から手にしていたのだ。
また、驚いたのはアラン・ケイはパソコンを6歳の子どもでも使えるような
直感的で扱いやすい操作性を目指していたことだ。
実際に子ども達に試作品を試してもらい、有効なフィードバックを得られたと書いている。
もちろんその延長線上で、大人が使えるような機能もあるのだが・・・。
仕事上UIを作ることもあるけども、想定するユーザーはみな大人と考えていたけど
これからは6歳で扱えるUIというのを意識して作ろうかなぁw
甥っ子がアラン・ケイの思想により近づいたiPhoneを
(iPhoneを作ったジョブスはアラン・ケイが所属していた研究施設を見学して着想を得てマックを作った)
自在に操っているのはなんら不思議なことでなく当たり前のことだったのだな。
ちなみにアラン・ケイはiPadについては"UI は最高で kicked ass"だと語っているそう。
AppStoreはあるけども、ユーザーが直接プログラミングできないのは不満な点らしいです。
アラン・ケイのiPadファーストインプレッション
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