2008年5月27日火曜日

はてな村での井戸端会議

blogやニュースサイトにコメント欄があるにもかかわらず、直接コメントせずにソーシャルブックマーク(お気に入りをweb上に保存できるサービス)でブックマークしてコメントする行為を少し考える。

ブックマークとコメント


僕ははてなブックマークを使ってるのだけど、はてなブックマークではホットエントリと呼ばれる、最近注目されている(よくブックマークされている)URLを見ることができて、ブックマークにコメントが沢山付いているのもすぐに確認できる。
以前にも言及したけど、ブックマークを共有すること自体よりコメントをチェックするほうが最近は楽しみになっていて、自分でもコメントを付けることがしばしばある。
だけど、ブックマークがblogのエントリーなどの場合、その元エントリーのコメント欄が閑散としているにもかかわらず、ブックマークコメントは沢山付いていたりする。
この状況は何を現してるのか・・・?
考えられるのはidの存在だ。

個として認識させるid


はてなブックマークを利用するには登録が必要で、その際にidが付与される。このidがあるおかげで個というものが認識されるのだ。blogのコメント欄にも名前欄はあるが、そこには固有の名前を書くとは限らず、あるblogではAと名乗っていてあるblogではBと名乗っているかもしれない。結局名前を書いたとしても名無しと変わり無い。しかし、個を認識するidがあることでネット上に自分が存在しているという事が強く認識され、"コメントする=自分の意見を述べる"事がより意味のあるものとなり活発になるのではないかと思われる。
要するに、blogにコメントせずブックマークにコメントするという行為は、そのエントリー及びサイトに対して意見すると同時に、個として存在をアピールしているのだ。

まとめ


日本では2ちゃんねるを中心としてネットに匿名で参加するのが当たり前となっていて、有名人を除いて(有名人でも本名を隠している場合もあるけど)実名が出ることは悪と思われる節がある。一方でidというネット上で個を認識させるツールを用いて、自分の存在をアピールする行為は、実名が浸透しつつある兆候として捉える事ができ、実名文化が築かれつつあるのではないかという気がした。

まぁ、なんか堅苦しくなったけど、はてな村での井戸端会議は結構楽しいって事です。
ネガコメ問題とかいろいろあるけど、スターを付けて貰うためにがんばるです><

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