2008年5月21日水曜日

[書評]サブプライム後に何が起きているのか - 春山昇華 (その2)

その2
前著サブプライムとは何かで低所得者向けの住宅ローンだと言うことはわかったんだけど、なんで低所得者向けのあぶないローンが売れたのかというのが疑問だった。
今回ではそこもしっかり解説していて、基準の無いトリプルAの格付けと、金融商品の保険というものが絡んでいるようだ。
なんでもそうだけど、うまい話には裏があるってことだ。

そういえば、住宅が絡んでるところは日本のバブルと似てるのね。
バブル関係の本も読んでみたいところ。なにかおすすめがあったらコメントください。
バブル関係の映画といえば広末涼子主演の「バブルへGO!!」。
B級くさいけどよくできてておもしろいよ。

以下、メモ書き。

・第二章
●日本の失われた13年
総量規制後のバブル崩壊。
サブプライムでは格付けの引き下げが引きがね?

●イスラム金融
将来の利益を見越した利子という考えがない。
将来を見越せるのは神様だけという考えがあるから。

・第三章
FRBの金利引き上げが行われたにもかかわらずバブル熱は冷めなかった。
サブプライムローンは全体で256兆円。
S&Pの予想では損失は28兆円と約1割。予想を上回るだろう。

●S&P



スタンダード&プアーズ(スタンダード・アンド・プアーズ、Standard & Poor's、S&P)は、アメリカ合衆国に本社を置く投資情報会社。企業(株式と債券の発行体)の信用力を調査研究して信用格付けを行う、格付け機関として知られる。ビジネスウィーク誌の出版元であり、JDパワーの親会社でもあるマグロウヒル(The McGraw-Hill Companies)の子会社。1860年に創業。



スタンダード&プアーズ - Wikipedia から2008年5月21日に引用


・第三章
●モノライン金融
金融単独で扱う保険会社をモノラインという。

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