2011年10月30日日曜日

日本沈没 下 著:小松左京

上巻の感想はこちら

大災害SF下巻。
日本各地で大地震が起き、様々な調査からついに1年以内に日本が海に沈むことが判明。
日本政府は密かに各国と移民の受け入れの交渉をはじめていた。
そして、いよいよ日本に最後のときがくる・・・。


あ~、日本列島が沈んでしまった。
上巻でもそうだったように、パニックものではなく人間ドラマもあまりないので淡々と進んでラストもあっけなく、物語としてのおもしろさは足りないかなぁ~。
だがフィクションでもそれっぽく想像できてしまうのは、緻密な調査と大胆な仮説を元にして沈没の過程を書ききっているからか。
国を失った日本人はこれからどう生きていくのかを想像してみると、国があるという当たり前のことがどういうことなのかを考えるきっかけとなるかもしれない。

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