2011年10月18日火曜日

新銀河ヒッチハイク・ガイド 著:オーエン・コルファー

今わ亡きダグラス・アダムスの名作の新作がようやく日本語訳に!
英語版で出版されたときに、とても驚いたがついに読める時がきた。

物語はなんと前回の続きからはじまる。
ほとんど無害の最後では、お約束のように地球が破壊されたが、なぜかアーサー達は生きていた。
それだけでなく、数十年経っており老人になったアーサー、取材の行き過ぎでサイボーグになったトリリアン、そしてなんと、銀河大統領になったランダムなどとんでもないことになっていた。
果たして彼らはどうやって、ボゴン人に操られた銀色の宇宙人たちの地球破壊から逃れられたのか?
そんな彼らの運命はいかに!?

っとことでのっけから驚きの展開です。
正直、ダグラス以外で新作というのは不安もあったけど、前半はそん色なくガイドのノリが出ていて大胆な設定もあって一気に引き込まれました。
間に挟まれるガイドもなかなかおもしろい発想だし。ただ、読んでてダルい時も。
しかし、後半の展開はちょっと残念。
無神論者のダグラスが以前にも扱っていた設定だけど、神話に詳しくないと付いていけないかも。
あとがきによると後半は伏線の回収や、ガイドらしい結末が待っているようなので不安になりつつ読み進めよう。

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