かつては繁栄していた竜と竜騎士の存在意義が薄れてしまった時代のお話。
伝えられる歌では400年に一度に訪れる赤い星が災いをもたらすと言われているが
古い歌を信じる者は少なく、ただ竜騎士たちだけが危機感を募らせていた・・・。
そんな中、竜騎士再興のために新しい竜の姫を探していたが、
平和に慣れた世界中の人々は竜騎士たちに非協力的であった。
そして、赤い星が空に輝き始め、竜騎士たちは焦りを感じるが・・・。
歌う船シリーズのマキャフリーのSF作品。
竜や竜騎士が登場し、ファンタジー作品と見せかけて、楕円軌道の惑星周期という
設定を元にした、400年に一度の災いがあったり、竜を使ったワープ飛行や
時間旅行、そしてタイムパラドクスなど単なるファンタジーではないところがおもしろい。
歌う船シリーズとは違い、パートナーは竜なので直接的なやりとりはないけど
主人公の姫が竜の言葉を理解でき、ちょっとだけコミュニケーションができる程度なので
パートナーとのやり取りはあまり期待できないのが残念。
異種族だししょうがないけども・・・。
ラストは俺達の戦いはこれからだENDなので、続編に期待。
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