バブル崩壊後の日本経済を著者の主観で追った本。
女性らしく、ノーパンしゃぶしゃぶや保険扶養者の2号だとか変なところに突っ込みが。
そして基本的には自民党の政策批判、特に郵政民営化について多くのページを割いている。
それなのに、政策批判をする上で著者は自信が国民新党の副代表であったことを隠している。
これはフェアではないだろう。
読者はポジショントークだということを前提に読んだほうがいい。
国民新党代表の亀井氏は公共事業を推進するなど当時の自民党の政策と正反対の主張をしているからだ。
ただし、本書にも書いているように緊縮政策を取った自民党が正しいとは私も思えないのではあるが。
また、経済20年史といいつつも客観的なデータを用いた分析というより、著者が聞いた噂など
ソースが明示されない、~らしいなどと読んでいるほうも判断が付かない曖昧な表現が気になった。
なのでとても読みにくく内容があまり頭に入ってこなかった。
体系的に経済20年史を知ることができることを期待したが、それは期待はずれだったが
自民党の政策に反対している方には痛快に読める一冊であろう。
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