パールハーバーを目の敵にしているアメリカ人がアメリカ人のために書いたとんでも本。
パールハーバーなので日本に関する部分が結構多い。
前半は地政学から見た過去100年、後半が予測ですが予測部分がむごい・・・。
アメリカが世界を制したのは地政学上では、太平洋と大西洋に面しており
海洋を制したからだというのはうなずける。
全世界の力関係を見たときに地の利というのは切っても切れないものだと改めて認識。
ロシアがエネルギー産出国に様変わりしたと本著にはあったが、
覇権国アメリカはいろんな国へちょっかい出してるのは知られており
昨今、あちこちからエコエコ叫ばれてるのはアメリカさんの陰謀かとも思えてしまうね。
ビンラディンの女性解放に反対する手紙は始めて聞いたが
暗殺時にポルノが散らばってたというリークはこれへのあてつけだったのか・・・。
後半、宇宙戦争あたりになると完全にとんでもSF話になります。
そして著者はパールハーバーをそうとう根に持ってる様子。
追い詰められた上での奇襲でしたけど、お行儀よく宣戦布告してる国なんざありませんよ。
降参していたのに原発落とされた国としては黙ってはおれませんな。
とんでもSF本として読むなら良作ですか、間違っても信じちゃいけない本です。
話のネタにでもどうぞ。
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