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2018年9月14日金曜日

三歩下がって一歩進む

会社を辞め実家に帰り、ここ何年かひきこもって沈んでいた。
ブログも忘れていた・・・。
不労所得も少々あるし、このままこの生活も悪くないかなと思いつつ 何とかしないとな~ともやもやする日々。
しかし、根っからのネガティブ思考で中々行動に移せず・・・。
そんな中、以前から気になっていた認知療法の本を手に取ってみました。

ほんとに偶然、認知療法で検索して出てきた本書。
これらの本では認知療法とは何か、人が嫌な気分になるのは何故か どうすればポジティブになれるのか、
とてもわかりやすく簡素に、 時に分かりやすすぎてうさんくさくもある話を例に解説されています。

色々な手法が紹介されているのですが、一番最初に書かれていた 「認知の歪み」という考え方、
嫌な気分になるのは自身の考え方のせい、 考え方を変えれば気分が楽になる。
当たり前のことかもしれないけど、私は非常に感銘を受けた。

考え方を変え、過去の嫌なことを思い出し嫌な気分になるたびに
”嫌”と決めつけず合理的に考え、冷静にポジティブに考える。
これだけであれだけ嫌な気分になっていた事から、すっと開放された。

さらに現在の行動力にも影響が出てきた。
人が接することが苦手な私は、必要最低限に人と接しないようにと考えていたが 少しづつ、
自分から進んで人と接するようなこともできるようになってきている。
やりたいことリストを作り、少しづつ消化する毎日は非常に充実している。
ひきこもり、不安障害等に悩んでいる人には是非おすすめしたい。

2012年1月22日日曜日

イギリス製のドタバタSFコメディといえば?


宇宙船レッドドワーフ号[1] 著:グラント・ネイラー


盗んだ車でタクシー運転手をしていた主人公のリスターは、地球へ帰るため大きな都市ほどもある巨大宇宙船レッドドワーフ号に乗り込む。しかし、地球へ帰るには数年の資源採掘をこなさなければならなかった。
コールドスリープで寝ていれば一瞬で済むことに気づいたリヒターは、コールドスリープに入った。
しかし、彼が寝ている間に放射能汚染事故がおき、彼と彼が助けた猫以外の乗組員は全滅してしまった。
宇宙船のAIであるホリーは寝ていたリヒターを起こさずに、放射性物質の汚染が収まる三百万年という途方も無い時間彼を眠らせたままにした。
ようやく、汚染レベルが下がりリヒターが起きたときには人類は滅亡し、彼は唯一の生き残りとなっていたのだった・・・。


う~ん、おもしろい!
H2G2が好きなら是非読んで欲しい作品。
宇宙船の事故でものすっごく大変なことになっているのに、それを知ってか知らずかどたばたと動き回る登場人物たちが楽しい。

2012年1月14日土曜日

理屈じゃない


サリコロ特攻隊 著:かんべむさし


平和で日和とした日本にアジア諸国からなるAJAF(反日連合軍)が突然宣戦布告。
貿易通路を絶たれ孤立した日本政府は非常事態となり、超法規的措置として軍部の人間が全権限を掌握。
しかし、物資も少ない日本側は”理屈”の上では普通に戦争するより犠牲が少なくなる、特攻部隊を結成することを決定。
健全な男性の中からコンピュータにより無差別抽選によって、特攻部隊を選出するのだが・・・。


星雲賞第八回長編賞受賞作品
星雲賞を順番に読んで八作目です。
今作はSFという感じはしない、というか少し不思議であってサイエンスフィクションではない気がした。
防衛省の伊東は犠牲者が少ないという理屈上で効率の良い方法として、特攻部隊を提案しているが、人間が効率が良いいう理屈だけで納得して特攻できるかというとそれは無理だろうと自分も思う。
丁度この震災後の放射能で汚染された土地を除染するなら、そのお金で移住したほうが効率的だという学者がいたが、確かに効率的かもしれないが、馴染んだ土地を離れるという住民の感情を考えていない理屈だけのこの学者は、物語の中で伊東がたどった末路と同じ顛末を是非味わって貰いたい。

「除染費用1兆円を被災者に渡しては」と江崎玲於奈氏提言

2012年1月11日水曜日

幼女でなく妖女


タイタンの妖女 著:カート・ヴォネガット


火星との惑星旅行中に太陽系に広がる時間等曲率漏斗に巻き込まれた、ラムフォードと愛犬カザックは、地球、火星、水星などを含めた様々な場所に量子的に同時に存在し、経験するという荒唐無稽の特殊な状態になっていた。
一方、大富豪の息子のマカライ・コンスタントは、マクレーンからの招待状を受け取り彼の屋敷に招かれ、ラムフォード夫人と出会う。
55日周期で地球へと現れるラムフォードの出現が迫り、彼の運命が決まろうとしていた・・・。


太陽系をまたにかけた物語は、一筆書きで書いたような構成で場面転換が唐突で理解しにくかった。
意味があるのかないのかわからないような(たぶんない)架空の本を引用した解説とか、ストーンヘンジや万里の長城は実は宇宙人の連絡用メッセージだったとかの物事は見かけどおりでない(重要そうに見えるがそうでない)というのは、自分が大好きなH2G2を彷彿させられた。
H2G2の方があとに出てるのでもしかすると、ダグラスはこれを参考にしてたのかなぁと感じる。
後半に出てくる、途方もない年月を部品交換のために待っているロボットなんて、マーヴィンっぽいしw
ただ、マーヴィンよりは前向きというか(彼が後ろ向きすぎるんだけどw)、ラムフォードと友達になりたがっているなどが違うけど、そういう人間臭いロボットっていうところが似てる。
あと、コンスタントがバスローブ着たままだったりとか・・・w
話自体はそうでもないけど、H2G2との比較という違った意味で楽しめました。実際のところダグラスは影響を受けてるんだろうか・・・?


と、書いたあとでH2G2と比較して考察してる文章を見つけた。いかに自分が適当に読んでるかわかる・・・。

『銀河ヒッチハイク・ガイド』考

2012年1月2日月曜日

「準」ひきこ森 著:樋口康彦


本書は部屋からでない引きこもりと通常の生活を送る人の間にあるような、学校と家の往復はするがコミュニケーションはまったくとらず、自分の世界に篭っているようなタイプを著者は準ひきこもりと定義して、その実態を実際の例をあげて検証している。
準ひきこもりに対して痛烈な批判・・・というより、罵詈雑言のようなまるでひきこもりの人格を無視しているような言葉が続く。
それは、著者が元準ひきこもりであり、ひきこもりの人間はこれくらい言わないと自覚しないだろうということだ。
まぁ、わからなくないがはっきりいって自作の詩を載せている著者が一番気持ち悪いのだが・・・。
準ひきこもりの定義はいいが、そこからどう立ち直るかなどの建設的なことがまったくといって良いほど書かれていないので、現在準ひきこもりとして悩んでいる人は読んでも気分が悪くなるだけなので読まないほうが良い。
著者は自身の就職失敗の経験から、準ひきこもりは就職できないと一刀両断しているが、社内ニートという言葉があるように、会社と家を往復するだけのような人間はたくさん居る。
会社を選ばなければいくらでも就職口はあるのだし、そういう意味では著者の視野は狭いし、持論を正当化するデータしか見ていないように思う。
ただ、一般化せず自分の意見として書いているところは最低限の良心があるのだなと感じた。

ちなみに自分は元ひきこもり、現準ひきこもりのだが5年以上会社員をしていて、それが本書を手に取ったきっかけである。
本書を読んで何かに役立てればと思ったがまったくの無駄であった、準ひきこもりとして悩んでいる方はちゃんとしたセラピー本を読んだほうがいいだろう。

2011年12月30日金曜日

神はサイコロを振らない 著:大石英司


十年前に消息を絶った航空機が、とある科学者が予言したとおりに現代に出現。
彼がいうにはマイクロブラックホールの影響で時空を超えて現れたのであり、三日後には元の世界へと戻ってしまうという。
奇跡か、神のいたずらか・・・航空機事故で死んだことになっている乗客達とその遺族との最後の三日間がはじまる。


十年前に消息を絶った航空機が現れるというとんでもSF設定の一見とんでも小説だが、もちろん中心はそこではない。
航空機に乗っていた個性的な乗客のそれぞれの人間ドラマが、十年振り(といっても乗客達時間軸は十年前と変わらず回りだけ十年後)に動き出すところが本書の核。
ただ、乗客それぞれの設定はうまいと思うし、魅力的なんだけど、三日後に消える部分があっさりとしていて盛り上がりに欠けた。
そこが大事だろうと思うんだが書いててめんどくさくなったんだろうか・・・。
正直最後は大団円ですごい泣けるだろう泣けるだろう思って読んでいたが、これっぽちも泣けず拍子抜けであった。
十年後の世界に戸惑う感じ、限定された時間、再会からの遺族の再起と設定を活かしたドラマはすごいいいんだけど、いかんせん最後が・・・。
確かに盛り上がる展開だし、盛り上がってたんだけど、なんだかな~ベタでもいいのでもっと感情的に書いても良かったんでないかな。
いくら三日後に消えるのがわかっていたとしても遺族があっさりし過ぎな・・・と書いていて思ったが、あれか、十年たってるから心の整理がみんなついてるともいえるのかな。
だけど、ついてなさそうな人らもいたじゃん、もっと未練たらたらに・・・と書いててもまとまらないのでまとめ。

本書は神はサイコロを振らないと偶然で世界は成り立っていないというアインシュタインの言葉を題名にしているとおり、奇跡は科学的に説明でき偶然ではなく、三日後に消えるという予定条項も自然の流れの一部として描かれている。
だけど、その一連の出来事から影響を受けた人々の心は、アインシュタインであろうと科学や理論で説明できるものではないと思いたい。
それらは人の思い、考えという”偶然”の上で成り立っているし、人の運命は決まっているものでは無いと思う。
ま、そもそも神はサイコロを振らないでなくサイコロを振る”神はいない”というのが僕の信念だけど。

2011年12月28日水曜日

逃げる百姓、追う大名―江戸の農民獲得合戦 著:宮崎 克則


年貢が払えない百姓が逃げることを”走り”といい、生活に困った百姓が違う領地に走る。
領地を支配する大名はそんな彼らを追いかけ、隣地の大名と交渉して百姓を取り返す。
そんなやりとりを、残っている史科から検証している本。
題名とは裏腹に中身はいたってまじめで、史科を引用して著者の意見を淡々と述べている。
新書だと甘くみてもう少し軽めの内容を想像していたので重かった。
歴史初心者には辛いね、詳しい人には楽しめるかもしれない。

2011年12月27日火曜日

風果つる街 著:夢枕獏



将棋連盟に属さずに、賭け将棋の収入のみで生きているいわば裏のプロ棋士、真剣師の孤独な勝負の記録。
銀髪の真剣師岩倉が放浪地でに日当を稼ぐ勝負で出会う様々な人々と将棋を通じた一見異常だが、どこか人間身もある交流を描く。

獏さんが書く、特定のものに打ち込む男たちを描いたシリーズは神々の山嶺で出会って、鮎師を読んでこれで3冊目。
生きるすべを知らない不器用な男が得意とする唯一のものに対する姿勢は、ただただかっこいい。
風果つる街は将棋の話だけど、将棋を知らなくても十分楽しめる。
自分も駒の動きを知っている程度で、あまり詳しくはないが特に困ることは無かった。
重要なキーになるとある型が出てくるので、将棋の定石や型を知っているとさらに楽しめるだろう。
ただ、それよりも主人公が出会う将棋しかない男たちの生きざまは、ただの会社員としてぼけっと生きる自分には羨ましくも映る。
そんな彼らの生き方は悩む息子に語る岩倉のこの台詞でも表れている・・・

「人間ってのはよ、結局、その人間のやり方でしか生きられねえようにできてんのさ。どうじたばたしたってよ。おれは、こういう風にしか生きられねえ。おまえも、おまえのようにしか生きられねえんだよ。だから、安心しろ」
風果つる街298ページから引用

会社員としてぼけっと生きる、放浪やあるものに一心不乱に賭けるのは羨ましく映るが人にはそれぞれの生き方があってそれはそれでいいと。
あとがきでも書かれているように、人は誰しも放浪に憧れている部分はあるがそれはなかなか実現できないと思う。
その羨望を獏さんの男の生きざまシリーズを読んで少し満たすのが良い具合なのかもしれない。

2011年12月25日日曜日

変見自在 サダムフセインは偉かった 著:高山正之


週刊新潮の同名コラムをまとめたもの。
朝日新聞、中国を滅多切りは痛快だがその結論ありきで持論のためにいろんな出来事を引用しているのが変見自在たる所以か?
どうにでも解釈できることを持論のためにひっぱるのは上手いというか説得力のます方法だとは思う。
知識がないとできないことだけど、強引な解釈がないこともないので流すところはさらっと流したほうがいいかもしれない。
ただ、共産主義国のパクリの実態に触れたコラムで、中国の新幹線の行く末を懸念しているのが今年本当に脱線事故を起こして現実のものになっていて、あながち間違っていないのも事実。
報道されたことを鵜呑みにしないで、何事も角度を変えていろいろな方面から解釈しないと教えられました。
最終的には自分の利益になるような団体、組織を信じるしかないとは思うけどね。

Bronze Oracle Database【DBA11g】編(試験番号:1Z0-018J)


データベースの大手オラクルの資格であるブロンズのDBA編の参考書。
先日、SQLには合格したので今回はDBA編。
データベースソフトウェアのインストールからはじまって、初期設定、起動、停止、バックアップリカバリ、ユーザー管理、セキュリティーなどの一通り学べます。
SQL編では問題集に無い問題が本番で出てきて焦ったので、今回はネットで検索して他の問題もチャレンジして準備万端にしてから試験を受けました。

問題集
http://jibun.atmarkit.co.jp/scenter/ittrain/117_cal201101.html
間違いやすい項目
http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/rensai/bdbap01/bdbap01.html

が、本番ではやはり参考書には載ってない一歩踏み込んだ問題やあいまいな問題が出ました。
参考書では90%以上の正答率でも、本番では62%と合格ラインぎりぎりでした。
もうほとんど勘の勝負・・・。
そして、間違えた箇所は曖昧に教えて貰えますが、はっきりとはわかりません。
なので、すごくもやもやしたものが残ります。
あの問題の答えは実はこうだとしっかり教えてもらえないと、理解できないんですけど。
こういうオラクルの姿勢は本当に管理者を育てたいのかは疑問・・・。
まぁ、誰でも取れるとなると資格の価値が無くなりそうではありますが。
といってもこの合格ラインでは誰でも取れるレベルではあるが符に落ちない。
なんにせよ、これでDBAとSQLに合格して晴れてオラクルブロンズの資格を得ることができました。
次はPL/SQLのシルバーを受ける予定。

2011年12月20日火曜日

エディプスの恋人 著:筒井康孝


家族八景、七瀬ふたたびに続くシリーズ第三弾。
ふたたびはラストで壮絶な展開で終わったのが嘘のように今作では、七瀬が教職に付いており、校内で特異な事件が起きるところからはじまる。
とある生徒に野球部が放ったボールがぶつかりそうになるのだが、ぶつかる直前でボールがずたずたに破壊されたのである。
それを聞いた七瀬はこの生徒が自分と同じ超能力者である可能性が高いと調査を始めるのだが・・・。


ふたたびの続編ということで、あのラストのあとどう繋げるのかと思ったらいきなり日常ではじまってびっくり。
時系列的にふたたびの前なのか?と思って読み進めると物語が佳境に進むにつれてその理由が判明してまたびっくり。
このラストは少々反則気味な気もしますが、七瀬の能力であるテレパスを使って事件を調査する過程はこのシリーズでは
おなじみの、醜い人間の本性が垣間見つつも冷静に対処していく様は痛快で読んでいて心地いい。
前作で七瀬は超能力者を駆逐する集団と対峙したときに、超能力者がなぜ生まれたのかと悩んでいましたが
その回答が今作のラストなのでしょうか・・・。
メタな話に捉えると小説での絶対神というのは、著者であると思う。
なので、本作で登場するあの存在は著者を投影した存在と考えることもでき、七瀬の代わりに破瓜を味わうというかなりイっちゃった願望は
物語の中でも母と息子という禁断の愛と書かれているように、著者が小説内に入って登場人物の代わりに体験するという禁断の願望を実行したのかもしれない。
もちろん、あの存在が息子を愛していたからこその行動であり、著者も七瀬をそれだけ愛しているという裏返しなんだろうと思う。
七瀬ふたたびで家族八景との変わりように驚いたように本作で前作の繋がりのなさに驚いたが、三作とも少々繋がりのある別作品と思って読むのがいいのかも。

2011年12月17日土曜日

7日間完成 英検5級予想問題ドリル


英語は何回も挫折を繰り返しているのですが、TOEICとは違って階級で段階的に分かれている英検ならやれるんじゃないかととりあえず基礎中の基礎もいいところの5級から。
TOEICは漠然としていて、どこから手をつけて言いかわかりませんが、英検ならある程度範囲が決まっているのでそれに合わせて少しづつ勉強していけば最終的には、英語をマスターできそうな気がします。
5級では、動詞の基本的な使い方、三単元のS、疑問文の受け答えなどが中心です。
単語もほとんどが日常会話で使うものばかり。
さすがに英語が苦手な自分でもわからない問題はありませんでした。
CDが付いていてリスニングの練習もできるのでばっちりかと。
英検はどこから受けてもいいので、5級はおいといてそのまま4級と徐々にステップアップしていきたいと思います。
ほんとの基礎の基礎からやりたい人や小学生以下の初学者におすすめ。

2011年12月15日木曜日

楽譜を使わない作曲入門


その名の通り、楽譜を使わずにMidi作成ソフトなどを利用し、ピアノロールで解説した作曲の入門書。
スケールやコードからリズム、ベース、メロディ、アレンジのやり方をわかりやすく教えてくれる。
鼻歌作曲などのようにぱっと思いついたメロディから作る作曲法もあるが、本書ではまずはコード進行から作成し
それに合わせてリズム、ベース、メロディを付けていく方法を取っている。
コード進行をとってみても一定の法則があり、その法則通りに進行していけば自然な音楽作れるという。
他のパートについても、簡易的ではあるが法則を説明してあり、法則にそって簡単に作曲できるように説明されている。
添付のCDには解説用の楽曲ファイルが付いていて、聴きながら理解できるのはうれしい。
また、MIDI製作ソフトも付いているので聞いてすぐに作曲が可能だ。
ただ、DTMソフトの解説はまったくないのでそれは別途勉強する必要があるだろう。

音楽理論というと難しいイメージがあったが入門レベルであればすんなり理解できた。
理論を理解すると音楽の聴き方も変わった気がする(コードの進行やリズムパターンが気になってくる)。
Vocaloid初音ミクの登場をきっかけに、ボーカルを含めたDTMが流行している昨今、聴くだけでなく
自分も作曲を始めてみたいという人におすすめの一冊。

2011年12月9日金曜日

七瀬ふたたび 著:筒井康隆


第七回星雲賞長編賞作品

人の心が読めるテレパスの超能力をもつ女性、七瀬が主人公の物語。
前作とはうって変わって超能力バトルものになった本作では、テレパスの他に、予知能力、透視能力、念動力、時空移動能力など様々なタイプの超能力者が登場する。
能力バトル物の原点のような本作は、各能力の特色に合わせた話の展開がスリリングでおもしろい。
そして終盤では超能力者を淘汰しようとする集団と対峙し、七瀬とその仲間達はピンチに陥る。
七瀬は超能力者の存在自体にも疑問を持ち始め、怒涛の終局へと向かう・・・。

2011年12月5日月曜日

Bronze Oracle Database 11g SQL基礎I編


これで2週間勉強して合格しました。
特に重要な点が項目ごとにまとめられていたり、章ごとに確認用のテストがあったりと順番に読み進めるだけで理解ができるようになっていました。
通読してから模擬を受け、模擬で取れなかったところを復讐を点が取れるまで繰り返せば合格への近道かな?
付属のCDに入っているテストは本書の模擬と同じ内容なので、パソコンがあるならCDでやったほうが採点などが楽です。
模擬が1パターンしかないのが難点か、3パターンくらい入っていれば完璧なんだけども・・・。
実際、本試験では模擬で出たような問題もでますが、問合せ問題はより複雑なのが出ます。
他に模擬が手に入れられるのであれば、本書以外の模擬もこなしてから本試験を受けたほうがいいでしょう。
余談ですが、模擬で90%以上出ていましたが、本試験では61%で60%のラインギリギリでした。

2011年12月3日土曜日

家族八景 著:筒井康隆


人の心が読める特殊な能力を持った少女、七瀬がお手伝いさんとして
様々な家庭の人間模様に遭遇する人間ドラマ。
その能力を疑問に思いつつも、あらゆる人間の本性を知り尽くした七瀬は
家庭内の問題を解決したり、時には争いをけしかけるのであった・・・。


人の心を読めたらと思ったことが”無い”人はいない。
読めなくても、誰しもが相手の心の中を想像しコミュニケーションをとっているだろう。
しかし、相手の本心は絶対にわからないので、それで悩んで不安になったりするのだ。
本書の主人公七瀬は、そんな悩みを吹き飛ばすテレパス保持者だ。
人の心が読めれば、人生さぞお気楽極楽だろう・・・と思いきやそうは甘くない!
読めたら読めたで人間の醜態がすべてさらけ出されてしまい、誰も信じられなくなってしまうのだ。
最初、心を読んで人を弄ぶような七瀬にこいつ性格悪いなと印象を受けたが
彼女が読んだ人々の思考を考えると、そうなってしまうのは仕方ないなと思える。
とりあえず、男は若い女性と見ると脱がしてしまうし、女は愚痴、嫉妬の嵐だw
心理描写は本作の肝であるので、抽象画家の特殊な心理などどの話もしっかりとディテールを凝って
書かれリアリティがあり、テレパスというフィクションにもリアリティが出ていてさすがだなと思う。
人の心が読めなくて悩んでいる人も、本書を読めば、やっぱり人の心なんて読めなくて良かったなと安心できるに違いない。

2011年12月1日木曜日

新銀河ヒッチハイク・ガイド[下] 著:オーエン・コルファー


上巻の終わりに、不死身のワウバッガーの死にたいという願いを叶えるべく、神々が入る惑星に向かった
ゼイフォードがようやく雷神トールの元へ辿り着く。
そんななか、地球人を滅ぼし損ねたヴォゴン人が生き残りであるアーサー達へと迫っていた・・・。


どたばたスペースコメディ6段完結編。
上巻で神話の神々の話が始まってテンポが悪くなっていたが、下巻ではあっさりとそのくだりは終わり
ワウバッガーとトールの対決からヴォゴン人やアーサーの災難、フォードの意味不明な言動、
トリリアンの恋、ランダムのわがままやらなんやらが一気に混ぜこぜになって物語りは大団円へ。
あとがきにあるようにそれぞれの人物がちゃんとそれらしい(H2G2らしい)結末を迎えるのは
オーエン・コルファーの才能だろうし、このシリーズへの愛が伝わってくるが誰か忘れていないか?
そう!!マーヴィンですよ、マーヴィン。
あの、鬱陶しくもなんだかほっとけない惑星サイズの頭脳を持つ欝型ロボット、マーヴィン。
確かに前作で痛むダイオードそのままに壊れてしまったような描写があったけども、
なんとかして出して欲しかった・・・。このシリーズには無くてはならない存在ですよ・・・。
そこだけが唯一であり最大最悪の不満点。マーヴィンファンは期待せず読みませう。

2011年11月27日日曜日

白い竜 著:アン・マキャフリー


前作の最後で歓合した、ジャクソムと白い竜が中心に展開する成長物語。
竜騎士と城砦の太守という立場の間で揺れ、苦悩するジャクソム。
そしてそのパートナーの、他の竜と大きく違い、火蜥蜴と喋り、翔合に興味を持たない白い竜。
糸胞は相変わらず降ってくるが、既に赤い星は遠ざかっており、その脅威も弱まっていた。
それよりも旧時代人との確執が広がり、険悪な関係になっていたなか、ラモスの卵が盗まれる事件がおき
竜同士の争いという一食即発の事態が迫っていた!!

竜三部作の最終巻。
前2作より、竜がよく喋って歌う船シリーズのような共闘感が出ていて良かった。
ただ、相変わらず人物の相関関係がわかりずらい・・・。
最後のほうで、パーンのルーツに迫るが中途半端な感じで終わってしまった。
今後、入植者達と交流することはあるのかな?気になるところである。

2011年11月22日火曜日

C++実践プログラミング 著:スティーブ オウアルライン


Javaしか使えないへっぽこプログラマを卒業するために本書を手に取りました。
Cを知らないままでC++が理解できるのかと不安だったが、Javaの知識のおかげか特に問題なく理解できた。
何も知らないままだと辛いかも、本書の例はわかりにくすぎる・・・。
確かに例を入力すれば実行できるかもしれないが、それぞれのステートメントやパラメータの意味が
ほとんど解説されていないため、丸暗記しなければならない。

また、Java使いとして落とし穴に落ちたのはクラス宣言のあとのセミコロン。
やはり、JavaはC++をスマートにした言語だけあって、C++の無駄な部分が目立ってしまう。
C->C++->Javaの順番で学習するのが違和感ないのだろうけど、難しさは逆なので一概には言えないかな。
とにかく、もう少しわかりやすい本はあると思うので、オライリー信者以外は他の本をおすすめする。

2011年11月20日日曜日

おれの血は他人の血 著:筒井康隆



星雲賞第6回長編賞受賞作品

とある男が、場末のスナックでやくざに絡まれるところから物語ははじまる。
やくざに小馬鹿にされ、怒りが湧き上がると同時に男は意識を失った。
そして、気が付くと店の中がめちゃくちゃになっていた。
従業員たちは震え上がって店の隅にいて、男がどうなったのか尋ねると
三人やくざになにかを叫びながらぼこぼこに返り討ちにしたという。
この事件をきっかけに男は街全体を巻き込んだやくざの抗争に巻き込まれていく・・・。


筒井康隆のバイオレンスハードボイルド小説で、意識を失っているあいだに大暴れする男が登場する。
星雲賞ってなんの賞だっけ?
大暴れする理由は確かにSFかとも思うが、やくざアクション物だよな~これ。
血や暴力が好きな人はおもしろく読めるでしょう。結構グロいです。
とりあえず読み終わったら叫びましょう、”エスクレメントオオオオオオオ”!!!!