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2011年9月2日金曜日

民間防衛 著:スイス政府

3.11後に話題になっていた本。
スイス政府が民間人へ向けて、防衛のありかたをまとめています。
食糧の備蓄、避難所の確保、核兵器を受けた際の対処ほう、占領後の行動指南など
有事にどうやって備えるか、どう立ち向かうかが非常にわかりやすく書かれています。

戦争へ備えた本となっていますが、大災害への備えとしても十分流用できそう。
有事に備え普段から備蓄をし、有事の際は買いだめをしないとか
デマへ惑わされないために政府の発表を待つ等、実際に3.11で問題に
なっていたことへの心構えが書かれています。

震災後の混乱を体感していると、いざどこかの国が攻めてきた場合に日本は
自衛できるのかかなり心配ですね。
なので、本書を熟読して有事に備えましょう。
スイス政府はこれを国民全員に配ったようですが、日本政府はこういうことはやらないのでしょうか・・・。
まぁ、やったらやったで9条いのちな団体が騒ぎそうですが。


2010年5月29日土曜日

よくわかる音楽著作権ビジネス1(著:安藤和弘) - リットーミュージック

音楽の著作権について基本的なことをわかりやすく学べる本。
著作ケンゾウ君なる主人公として漫画でテーマをあげて、それの解説を行う形式を取っている。
テーマは全部で30章あり、著作権のことから音楽業界と管理団体の関係などがある。
新人ミュージシャン向けに書かれているようで、あまり難しく考えずに読める内容だ。

ネット上ではJASRACではカスラックと呼ばれ、著作権管理団体は悪の枢軸のように扱われている。
それに対抗するように、ネット発のミュージシャンは権利を主張せずに誰でもタダで二次利用できるように管理団体に登録しない潮流ができている。
そのおかげでユーザーが二次利用によって音楽を広めていくという新たなブームのあり方ができあがりつつある。
しかし、徐々に問題も出てきている。
著作権を主張していない楽曲を使ってライブを行いかなりの収益を上げている人が出てきたのである。
これに対して楽曲の作者について還元すべきでないか?ということである。
これは二次利用を許す以上しかたが無い問題で、巡りに巡って著作権管理団体の必要性にネットユーザーも気付き始めたのかもしれない。

本書はそういった昨今の新たなブームのあり方を考える際にも役立つ一冊であるし、そのブームに乗ろうと思っているミュージシャンも権利について正しい知識を身に付けるのに大変役立つだろう。

2010年5月25日火曜日

ニューロマンサー (著:ウィリアム・ギブスン) - 早川書房

マトリックスや攻殻機動隊などの元ネタになった作品。
それらの作品を知った上で読むとやっぱり物足りないのは仕方ないか・・・。
たくさん出てくるガジェットや、退廃的な世界を堪能するのがメインでストーリーは二の次。
ただし、それを楽しむにも非常に豊かな想像力が必要とされるので敷居が高い。

2010年5月16日日曜日

はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語(著:吉田武) - 幻冬舎

祝日が無い6月は連休のある5月の次の月ということと梅雨の時期と相まって、なにも楽しみが無く鬱々とした月ではあるが、2010年の6月は忘れられない月になりそうだ。
そう、6月の13日に小惑星探査機「はやぶさ」が7年以上にわたる苦難のミッションの最後の試練に挑むべく地球に帰ってくるのだ。

本書は2006年に書かれているので、はやぶさが小惑星イトカワへ着陸し帰還を開始するまでとなっている。
それに加えはやぶさのミッションだけでなく日本の宇宙開発の歴史も、小惑星イトカワの名前の元となった糸川英夫を中心に綴られている。
日本の宇宙開発がどれだけ低予算で行われているかや、人との繋がりを大切にした開発の成果は日本の技術力の高さを素人でもわかりやすく確認できる内容となっている。
しかし、この技術力の高さや偉業の意味をちゃんと理解している日本人は少ない。
不況が続く昨今、国家予算を抑えるべく行われている仕分けショーで話題になった

「2番じゃだめなんですか?」

という発言があった。
これはスーパーコンピューター事業の仕分けの際の発言だったと思う。
しかし、本書の中でも指摘されているように科学や工学というのは1番じゃなければ意味がない。
そのことは科学者や工学者に取っては常識なのかもしれない、しかし一般人には上記の発言のような認識なのだ。
本書のような日本の科学の偉業を丁寧に解説する本がたくさんの人に読まれることで、このような誤解がいつの日かなくなればと思う。

さて、最初に触れた祝日の無い6月、13日は”はやぶさの日”としてはやぶさの労をねぎらう国民の休日にしてはどうかと思うがいかがかな?

2010年5月12日水曜日

【書評】ツールへの道(著:今中大介) - 未知谷

元プロロードレーサー、イマナキャ大介選手(向こうではこう発音するらしいw)がサイクリングレース最高峰、
ツール・ド・フランスに挑戦するまでの3年間を綴った一冊。
内容は日ごとの日記形式で書かれており、当時所属していたシマノへのレポートを元にしている模様。
決して読みやすいとはいい難いが、チームメイトとのやり取りや、レース中の心境がリアルに伝わってきた。
ロード初心者としては乗り方や、トレーニングの解説を読みたかったが、そういった内容はほとんど無かった。
しかし、各章に終わりにある、奥さんの手記が意外におもしろく、いいアクセントになっている。
既にロードに乗っている方はもちろん、興味がある方は一読の価値あり。

2010年5月9日日曜日

【書評】エッジ(著:鈴木光司) - 角川書店

当たり前の日常が当たり前と感じるのは何故だろう?
朝、太陽が昇って、鳥がさえずりはじめ、目覚ましがなり、朝のコーヒーを飲み会社に行く。
昼は同僚とランチ、残業をして会社を出るころには既に太陽は沈み月が顔を見せ、空には無数の星が輝いている。
家に着くと鍵を取り出して扉を開け、シャワーを浴びてご飯を食べ、そして眠りに付く。
日常はそんな当たり前のことの繰り返し・・・だが、眠りに付いたあとまた太陽が昇るという確証はあるだろうか?
物語は失踪事件が発端となって日常が崩れ始める。
そして当たり前が当たり前でなくなったと気付いた時には既に世界は崩壊しようとしていた・・・。

世界の七不思議とか、生命の誕生、物理の法則とそれとリンクする数学の定理などをうまくからめて
ある事をきっかけとした世界が終末へと向かう過程をスリリングに書いた一冊。
日本版2012といったところ(ハリウッド映画の2012は観てないけど・・・)。
主人公が知的なスーパーウーマンなのは鈴木節か。

気になったのは、物理の法則や数学の定理などが人間の言語で表されるのがおもわせぶりに
書いているが、一般システム思考入門を読んだあとでは少し滑稽に思えた。
法則や定理なんてものは観測者が”観測できた”ものの羅列というだけであり、それを観測者の言語で表せるのは当たり前だ。
逆に観測者が認識できないことは言語化できず当然であろう(だって認識できないから)。
人間がE=mc2と表して人類最大の発見なんて思っている関係式は観測者のただ思い込みであり、
創造主にとってはまったく意味の無い事象かもしれない・・・。

ま、そんな細かいことはどうでもいい。
ハリウッド版2012を楽しめた人や、終末思想物が好きな人には是非読んで欲しい一冊。
そして日本版2012として映画化希望。
だけど邦画では難しそうなのでアニメでもいいなぁ~、角川さん是非。

2010年5月8日土曜日

【書評】一般システム思考入門(著:ジェラルド・M・ワインバーグ) - 紀伊國屋書店

人の思考には限界がある。何故なら脳は有限だから。
しかし、宇宙は無限に広がっている。
では、宇宙の事をすべて知るのは不可能なのであろうか?
否。
その昔、ニュートンは電卓もコンピューターも無い時代にかなり正確に天体の運動を計算した。
何故それが可能であったか・・・その秘密は単純化にある。

本書では物事を理解するための思考法について書かれている。
一般とは一般的に通用するという意味と、学者や技師だけでなく一般の人という意味も含まれていると著者は述べており、
内容にはジョークも含まれており、硬くならないように配慮されている。。
"生きるということは知ることである"というが、効率よく、そして正確に物事を理解するには思考法が必須であろう。
本書はまさに生きるための一冊といっていいだろう。

2010年4月29日木曜日

【書評】神々のプロムナード(著:鈴木光司) - 講談社




プロムナード (Promenade) とは、フランス語で「散歩」あるいは「散歩の場所」(散歩道・遊歩道)を意味する語。ここから転じて異なる分野で異なる意味で用いられているため詳細はそれぞれの節で記す。



プロムナード - Wikipedia から引用


宗教を扱った作品だが作者があとがきで書いているように、時期的にオウム事件と重なってしまい
思いついたアイデアが書けなかったそうだ。
それもあってか無難な内容になっている。

事件は主人公の親友が失踪後に連絡をよこすところからはじまる。
親友からの連絡をヒントに親友の妻とともに伊豆に向かった主人公達が見つけたものは
空き家になった元宗教団体の施設だった。
時を同じくして親友がファンであった女性タレントも失踪していることがわかる。
彼女はこの宗教団体が主催するタレントオーディション出身者だったのだ。
主人公は二人の関係と宗教団体との関わりなどから失踪の理由を推測していくのだが・・・。

失踪ものなので、もちろんその理由がキーとなってくる。
読み進める上で読み手も独自の理由を考えてみると、真相がわかった時により楽しめるはずだ。

2010年4月26日月曜日

【書評】平成経済20年史(著:紺谷典子) - 幻冬舎

バブル崩壊後の日本経済を著者の主観で追った本。
女性らしく、ノーパンしゃぶしゃぶや保険扶養者の2号だとか変なところに突っ込みが。
そして基本的には自民党の政策批判、特に郵政民営化について多くのページを割いている。
それなのに、政策批判をする上で著者は自信が国民新党の副代表であったことを隠している。
これはフェアではないだろう。
読者はポジショントークだということを前提に読んだほうがいい。
国民新党代表の亀井氏は公共事業を推進するなど当時の自民党の政策と正反対の主張をしているからだ。
ただし、本書にも書いているように緊縮政策を取った自民党が正しいとは私も思えないのではあるが。
また、経済20年史といいつつも客観的なデータを用いた分析というより、著者が聞いた噂など
ソースが明示されない、~らしいなどと読んでいるほうも判断が付かない曖昧な表現が気になった。
なのでとても読みにくく内容があまり頭に入ってこなかった。
体系的に経済20年史を知ることができることを期待したが、それは期待はずれだったが
自民党の政策に反対している方には痛快に読める一冊であろう。

2010年4月25日日曜日

【書評】ロボットとは何か(著;石黒 浩) - 講談社

僕が大好きな映画「アンドリューNDR114」では、主人公のアンドロイドが自我に目覚め
人間になろうと努力し、300年かけて人間として認められる。
そして観客は主人公の目を通し物語を追うことで”人間とは何か”と深く考えさせられるのだ。

本書でも”ロボットとは何か”と題してはいるが、人間のようなロボットを作る研究過程で
まずは”人間とは何か”ということを追求しなければなかったと書かれている。
ロボットを作ることを通して普段意識しない人間らしさというものがわかってくるのだそうだ。
ロボットがロボットとして動いている場合は気にならないが
徐々に人間に似せていくとある時点で人はとても不気味に感じるのだという。
これを”不気味の谷”(人間の近さを横軸、親近感を縦軸に置いたグラフを書くと谷ができる)という。
人間に近ければ近いほど少しでも人間らしさがかけるとかなり気になるというわけだ。
逆にいうとそれはロボットを人間と思いはじめているということでもあるといえる。

では”不気味の谷”を越えたロボットが現れたらそれを人間と見分けるにはどうしたらよいのだろう?
ロボットと人の違いはなんだろう?
人を人と感じるとはどういうことだろう?
本書を読めばその答えが出るかもしれない・・・。

2010年4月22日木曜日

【書評】エール(著者:鈴木光司) - 徳間書店

リングシリーズでお馴染みの鈴木光司による初の本格恋愛小説・・・と帯には書いてある。
順風満帆に生きてきたが結婚に失敗した女性編集者と、落ちこぼれから一流の格闘家になった男の恋のお話。
冒頭、女性編集者の「本気で闘ったことがあるのだろうか」という自分への問いかけからはじまる。
のわりに、物語の中で何かにぶつかるわけでもなく文字通り格闘家が闘う。
特に主人公二人に困難がぶつかるわけでもなく淡々と話が進んでいくのであっさりしている。
女性編集者も問いかけておきながら夫から逃げてばかり、何も変わらないし。
各章が別々に発表されているようで、全体の繋がりもうまくいってない感じがした。

要はクライマックスの闘いの前のあの台詞を書きたかっただけじゃ~ないか?
そしてその闘いの最後には最悪のオチが待っていて、なんとも後味が悪い・・・。
それが鈴木流の恋愛小説といえばらしいのかなとは思う。
ま、読みやすくて一気に読めてしまうので気になった方はどうぞ。

【書評】ループ(著:鈴木 光司) - 角川書店

10年ぶりくらいにリング・らせんに続く完結編ループを読んだ。
発売当時リング・らせんが映画化され、テレビ画面から出てくる貞子に衝撃を受けた人も多いと思う。
リング・らせんはテレビドラマや映画では映像や演出にインパクトを与えるためかホラー作品として作られているが
原作ではどちらかというと、オカルティックな事象を科学的検知から解明しようとしており
一週間で死ぬという"ビデオの呪い"もリングウィルスという科学的な答えを出している。
ただし、貞子の能力や出生については非科学的な部分があった。
そして、前作に残っていた非科学的な部分を科学的な答えを提示したのがループなのだ。
その答えについては賛否両論あるようだが、ホラーではないという指摘が多い。
しかし、このシリーズは最初からホラーではないためとんだ的外れな指摘だ。
呪いや超能力、死者からのメッセージといったオカルティックな事象に
科学的な説明を提示する本シリーズは"SF作品"なのである。

2010年4月21日水曜日

【書評】臆病者のための株入門 (著:橘 玲) - 文春新書

株取引や金融商品の現実が非常に良くわかる良書。
当たり前だが儲け話を他人に話す馬鹿はおらず(なぜなら儲け話で自分が儲ければいいのだから)
儲け話を話す人間は話す相手をカモとしてしか見ていない。
そんな当たり前の話がわかっていない人間が資産運用をしているのが現実である。
そして本書にはさらにこう書いてある"そんなカモがいるからこそ儲けが出るのだ"と。
そういった根本的な話を難しい話を抜きに痛快に教えてくれる本書は資産運用に興味はあるけど
何からはじめればいいかわからない人にオススメである。
参考文献として名著も紹介されているので本格的に取り組みたい人は続いてそれを読むのもいいだろう。

2008年9月4日木曜日

[書評]四十七人目の男 - スティーヴン・ハンター

ひさびさに上下巻にわたる長編小説を一作読みきりました。




題名からピンと来る人はちゃんと歴史を勉強してきた人でしょう。(常識?)
歴史とかに疎いわたくしはまったく気付かなかったのですが、忠臣蔵物です。
厳密には忠臣蔵をからめた作品で、ほとんど関係ありませんが・・・。
この小説はスワガーシリーズといわれていて、主人公のボブ・リー・スワガーが登場する一連の作品の最新作だそうです。
そんなことは全然しらず、ある書評で外国人から見た日本のポルノの表現がおもしろそうだったので興味を持ったのだけど
(waiwai問題とかあったからね、べ、別にエロ目的じゃないんだぜ!!!111)
内容にポルノ関係の表現が出てくるのは書評で引用されていた部分のみという感じでしたw
今思えばこの書評はとてもいい釣りでまんまと釣られたんだな・・・となんだかもやもや。
しかし、この書評のおかげでスワガースリーズに出会えたので他の作品も時間があったら読んでみようかな。
この作品は他の人のレビューを見たりしてもいまいちぱっとしてません。
著者がなんかの弾みで日本の映画にハマって無理やり舞台を日本にしちゃった感が否めないので。
でも、ちゃんと伏線を回収して綺麗にラストを迎えてるっちゃ迎えてるので歴史にちょっと詳しくて(あまりに詳しいとボロが目に付く)
外国人から見た日本に興味がある方は一読してみたはいかがでしょう?

参考リンク
キル・ビルを超えたキテレツニッポン「四十七人目の男」 - 深町秋生の新人日記

2008年7月14日月曜日

[書評]イスラム金融入門 - 門倉 貴史



原油高で嘆いている人たちの向こう側には、オイルマネーで潤っている人たちがいる。
そんな産油国の中東で主要となっているイスラム金融の入門書。
イスラム金融には利子が無い。
なぜかといえばイスラム教の聖典コーランでは不労所得を禁じていて利子はそれにあたるからだ。
じゃ~どうやって金融機関は利益をあげているかというと、それは本書を読んでもらうとして
宗教が経済にここまで密着しているのはなにか不思議な感じがします。
だけど、やっぱり経済活動というのは人間が行うものである以上、人間の思想に左右されるものなんだと納得した。
サブプライムローンの問題で一般的な自由市場への不信感が募っている今、世界中の投資家はイスラム金融にとても注目しているそうだ。
イスラム金融はイスラム教の教えにしたがっているかぎり投資金だけが独り歩きしていくようなことは無くサブプライムローンのような事は起きないらしい。
これから投資するならイスラム金融を主な金融機関としている国なのかもしれないが、著者が最後に触れているように他国のシャーリア適合商品などにオイルマネーが流れてくる可能性があり、日本にもシャーリア適合株式も81銘柄ほどあるそうだ。
*シャーリアとはコーランやハーデスの教えに基づいた法律。それに適合しているのがシャーリア適合銘柄で中東の投資家はシャーリア適合株式なら教えに背かないため安心して投資できる。

で、これがその81銘柄の一覧。
投資信託/指数/シャリア指数 - SyncHack

表向きは原油高に嘆きつつこっそりとオイルマネーが流入しやすいこの銘柄に投資しておくのもいいかもしれない(笑)。

*僕はまったくの素人で本の受け売りでの感想です。本気にして投資しても責任負えませんのであしからず><

2008年6月25日水曜日

[書評]生物と無生物の間 - 福岡 伸一

朝の思考

今日は三日目か・・・。
朝起きてまず思うことは、今日は週の何日目かということだ。
いつからか今日は何日とか何月だ~とか夏だ~とか感じなくなってる。
週休二日の休日に向けて勤務数をカウントダウンをする日々が続く。
毎日同じような日が続いて気が狂いそうになる。
いや・・・、もう狂っているのか。

生物と無生物の間





この本の中で生物とは無秩序のなかで平衡している物だと提言されている。
生物というのは日々生まれ変わるタンパク質の塊が微妙なバランスで平衡を保っているのだ。
その源には原子の振動からなる無均衡のランダムな運動があり、神でさえ予想ができない混沌とした世界がある。
その混沌とした無秩序のなかで平衡を得るために生物は天文学的(生物学的)な数の原子から成っている。
そこには神の手など存在せず微妙なバランスの元に生物として成り立っているのだ。


僕が気が狂いそうな日々を気が狂いそうになる一歩手前の微妙なバランスで生きているのは必然なのかもしれない。

2008年5月21日水曜日

[書評]サブプライム後に何が起きているのか - 春山昇華 (その2)

その2
前著サブプライムとは何かで低所得者向けの住宅ローンだと言うことはわかったんだけど、なんで低所得者向けのあぶないローンが売れたのかというのが疑問だった。
今回ではそこもしっかり解説していて、基準の無いトリプルAの格付けと、金融商品の保険というものが絡んでいるようだ。
なんでもそうだけど、うまい話には裏があるってことだ。

そういえば、住宅が絡んでるところは日本のバブルと似てるのね。
バブル関係の本も読んでみたいところ。なにかおすすめがあったらコメントください。
バブル関係の映画といえば広末涼子主演の「バブルへGO!!」。
B級くさいけどよくできてておもしろいよ。

以下、メモ書き。

・第二章
●日本の失われた13年
総量規制後のバブル崩壊。
サブプライムでは格付けの引き下げが引きがね?

●イスラム金融
将来の利益を見越した利子という考えがない。
将来を見越せるのは神様だけという考えがあるから。

・第三章
FRBの金利引き上げが行われたにもかかわらずバブル熱は冷めなかった。
サブプライムローンは全体で256兆円。
S&Pの予想では損失は28兆円と約1割。予想を上回るだろう。

●S&P



スタンダード&プアーズ(スタンダード・アンド・プアーズ、Standard & Poor's、S&P)は、アメリカ合衆国に本社を置く投資情報会社。企業(株式と債券の発行体)の信用力を調査研究して信用格付けを行う、格付け機関として知られる。ビジネスウィーク誌の出版元であり、JDパワーの親会社でもあるマグロウヒル(The McGraw-Hill Companies)の子会社。1860年に創業。



スタンダード&プアーズ - Wikipedia から2008年5月21日に引用


・第三章
●モノライン金融
金融単独で扱う保険会社をモノラインという。

2008年5月20日火曜日

[書評]サブプライム後に何が起きているのか - 春山昇華 (その1)

適当にメモが書き程度。
国富ファンドという言葉がよく出てくるが、日本は無いのかな?




自民党の国家戦略本部(本部長:福田康夫総裁)の「SWF検討プロジェクトチーム」の山本有二座長(前金融担当相)は27日、ロイターのインタビューに応じ、日本版政府系ファンド(SWF)の創設に向けて、議員立法で法案を早期に提出する意向を示した。



インタビュー: 日本版SWFの議員立法を早期提出へ=山本前担当相 | Reuters から引用

検索したら上記の記事が。ただいま検討中なのかぁ。

  • プロローグ

国富ファンドやイスラム金融が今後正解の金融市場に影響を与える。
  • 第一章
銀行VS消費者。情報弱者を嵌めた銀行。

首切りに走った米大手銀行。
メリルリンチ、モルガン・スタンレー、シティーグループ、クレディスイス

  • 第二章
原油高は原油の価値が上がっているのではなく、ドル建てで買われるためドルの価値が下がると価格が上がっていく。一見原油の値段が上がっているように見えるが実は原油の価値はそのままでドルの価値が下がっている。
ユーロ建てにするという話も出ている。

国富ファンド(SWF)
SIV(投資目的特別子会社) = 投資ビークル (Structured Investment Vehicle)?

奉加方式



奉加帳方式(ほうがちょうほうしき)とは、付き合いで金銭を負担させられたり、署名させられたりすることをいう。名称は奉加帳の如く、横並びで金品を出させられたりすることから。



奉加帳方式 - Wikipedia から引用